今日は、友人の結婚式でした。
いつもうまく話ができないと言っていた友人でしたが、
今日は、どんな話の場面も、とても上手にお話しされていました。
音声としては「ありがとう」ばかりでした。
場に応じた適切な表現とか、豊かなボキャブラリーだとか、
涙をそそるようなエピソード的なものはありませんでした。
でも、その「ありがとう」という言葉には、
彼の心がダイレクトに存在していました。
言葉そのもの、そして、言葉と言葉のすきまやテンポに、
特にエピソードを語るわけではないのに、
それをあたかも語っているような何かがありました。
彼の誠実さが確実に宿っていました。
どこでも誰でもが日々使っている「ありがとう」が
その人だけが発することのできる唯一の「ありがとう」になって、
質の高いオンリーワンの「ありがとう」となって、
私の心にも伝わってきました。
(これこそ、「アート」なのでしょうね!)
だから、「ありがとう」がとても心に残った。
どんな邪魔者もはらいのけるような強さでした。
いつまでも、いつまでも、私の心に響き渡るのです。
「ありがとう」だけだったのに、
不思議にも、あんな話し方が自分もできたらいいなあと、
うらやましくなるほどでした。
話ができなくて、困っていた人でも、
自分から逃げることなく、話すべき大事な場面で、話せるのだ、
という事実がわかって、すごいことだなあと感心したのと、
あんな話し方のできる人がいっぱいになったら、
みんなの心と心が深くつながって、すばらしいだろうなあ、と思えました。
結婚されたことと、友人がずっと努力してきて、
みんなのお手本のように立派にお話しされていた姿勢が重なってひとしお感動した一日でした。
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この友人は私と一緒に自分の在り方を長く学ばれていた方で、その努力の成果が式場ではっきりと見ることのできた瞬間でした。
こんなことってあるんだ、、
という驚きと同時に、今日のようなことがあると、
やっぱり、自分が学んできたこと、そして開催するイベントは、
有意義なものだと思い、あまりにもよすぎると思い(自分でいうのもなんですが)
やっぱり、広くたくさんの方に知っていただきたいなあと
切々と思うのでした。
けっして流ちょうな話し方を望むわけでなく、
ただ、自分の気持ちを、メッセージを人に伝え、
深く相手の心に刻む話をすることができたら、
かっこいいと思いませんか。
ぽつぽつとした話し方でも、
話し方以上に、
相手の心に言葉を通して届けることにトライし、
実践してみませんか。
あらゆる人と、深い心でコミュニケーションができるようになります。
ワークショップでは、そういったことを目指す方を応援します。
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