自信をもつということの意味を間違えると、
自信過剰で、逆に自信を喪失してしまいます。
自分がよくやってしまうことから、記事をかかせていただきました。
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おごぶるはバカの始まり(丸山敏夫さんの言葉)
- ほかの人がやっていないことを学んだ。
- 賞をとった
- できなかったことができるようになった。
- みんなに「すごい~」と言われた
これらを根拠にして自分はほかとは違う、できている、と思っていると、
他者の視点や意見やよさを受け入れられなくなり、結果、視野の狭い人間となってしまいます。
自信過剰は、根拠のない自信です。
根拠のない自信を信じると、
自分以上の有能な幻の自分のイメージにおいつくために、
焦ったり緊張したりして、
気もちが不安定になりかねません。
何かができること
何かができる、できない、という観点は、自分の成長のあかしとしての目安にはなります。
また、自分の特技を知ることは、自分を確立していくうえで、
とても大切なことです。
自分だけのとりえを知っていることも大切ですし、そこに価値をおくことも重要です。
しかし、結局のところ、誰でも何かはできるのです。
また、できている、と確信するや否や
それは成長をとめてしまいかねません。
以前よりできるようになったことは大いに喜ぶべきです。自分を大いにほめるべきです。
しかし「できていると信じる」その瞬間にすべてはストップします。
天狗になっている人のことは、誰も信頼しません。
できた、うれしい、それを充分大切にすると同時に、次の目標を立てる必要があります。
何が自信の基盤となるのでしょうか。
自信の基盤となるもの、それは自分の現在地を知るということです。
自分の苦手な部分を知ったり、
自分の克服すべき点を知ることです。
そして、次への目標を決め、行動をしていくことです。
普段から、現在地を認識することに努めていても、自分1人だけではぶれてしまうところがあります。
人は「自分はできている」と思っていたい部分もあります。
他者の言動を自分の鏡として学んでいると、
現在の自分の位置がわかることがあります。
また、自分の段階が今一歩わからなくて不安な時は、
信頼できる人や相談できる人に
客観的なアドバイスを求めてもいいかもしれません。
「そのくらいはできているだろう」というあいまいな現在地を見立て、目標を立てると
溺れて自信喪失に至ることがあります。私もたくさん経験し、失敗済みです。
できていなくてもよい
現在地を見ると、できていない自分を見つめることになります。
そのとき、できていない自分を責めたり、否定することはありません。
「できていても、できていなくても大丈夫!」
「どちらでも自分には最大の価値がある」
この信念をもつことで、できることに対して自信を過剰にもつこともなく、
また、できないことに否定的になることもなく、
自分の道を歩むことができるのです。