普段の生活で弊害ともなる
不安や緊張、恥や罪悪感
これらで悩む人も多く、
克服が困難とも思っている方も多いと思います。
しかし、この症状は薄めていくような形で
改善が可能だと思っています。
今回は自分でできるワークを
私の体験したことをもとに
共有いたしますのでご参考にしてください。
Contents
いろいろな不安、緊張、精神的苦痛の反応
精神的な圧力を被って
様々な症状、反応が出ます。
これらは、精神のみならず、
脳にも影響を及ぼします。
また、カウンセリングや薬だけでは
なかなか治すことが難しく、
克服までに
長い年月を要することがあります。
- 泣きたくなる
- 不安になる
- 抑えきれない怒り
- 自分に価値がないと思う
- 抑うつ感
- プレッシャーを感じる
- 憎しみ
- 焦り
- 恐怖感
- 混乱する
- 緊張感
- 常にびくびくする
- 記憶喪失
- パニック障害
- 解離
- 睡眠障害
- 厳格
- 自殺を考える
- 自尊心低下
- 完璧主義者
- 他人優先し、自分を後回しにする
- 対人恐怖
原因については「恥や罪悪感、精神的苦痛がなぜ起きるのか」をご参照ください。
自分でできるワーク
反応とそのきっかけや役割について分析してみる
1、自分が引き起こす反応
2、反応を起こすことになったできごと、きっかけ
3、反応がどう役に立つか
4、この反応は捨ててもよいか、まだキープしたいか。
一つの反応について、この4点を書き出していきます。
私の例を2つ挙げます。
例A)1、反応:
頭を床にうつ
2、1を起こすことになったできごと:
子供のころ、元気がなくなった時に、
「怠けるな」と言われた。
3、どう役に立ったか:
自分の存在を理解してもらう方法だった
4、捨ててもよいか:
捨てられる。
例B)1、反応:
意識がとぶ
2、きっかけ:
嫌な勉強をするときに、
自分が死んだと思ってやっていて、
現実にいないように努力していた。
3、どう役立ったか:
死んだふりをしていたので、
嫌な勉強ができた。
4、捨てられるか:
習慣化してしまっている。
現実をよく見て対処していく中で捨てていきたい。
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このようにまとめることで、
日々の反応に対して
客観的な態度が身につき、
自動的に行ってしまう反応を
意識的な反応へと向けていけるようになります。
抑制(ストップすること)もできるようになり、
やめることが可能になります。
例Aについては30年ほどやっていたのを
抑制して止めることができました。
きっかけは自分の外にあるかもしれませんが、
反応は自分で起こしているものなので、
やめることができるのです。
普段のこころもちを変える行動を行う
この図は心の状態を表しています。
中にある大小様々でいろいろな丸が
日々の小さなできごととその感情です。
一つ一つの丸は、
嫌なことがあってつらい、
楽しいことをしてうれしい、といったものです。
外の大きい水色の丸が
今の全体の心の状態を表しています。
小さい丸の集合体が
大きい丸の心の状態を決めることになります。
よって、普段の生活で、
自分を大切にするようなことを
ご褒美にたくさんしてあげることが、
大きい丸(今の心の状態)を
よりよくすることにつながります。
- 楽しい本を読んで感動する
- セラピーを受けて心を落ち着かせる
- いつもと違う場所に行ってみて
ワクワクする自分の例ですが、これらを繰り返すうちに、
大きい丸である心の状態が
暗い状態から明るい状態、
平穏な状態に変わっていき、
トラウマとなったできごとを
深刻にとらえることが
減ってきたように思います。ほかにも自分をほめる日記を
書いていくこともいいと思います。これらを続けることで、
苦しいなあ、自分はできないんだ、
という重たい気持ちを軽減し、
「自分もまずまずだ」という
方向転換がいつのまにかなされ、
行動力も増していきます。まとめ
これらは何回も何回も繰り返しやるうちに、
何年もかけて、苦しい症状を徐々に薄めさせ、
自分の思考のパターンやものの考え方とらえ方
(パラダイムとも言います)を転換し、
しいては現実を変えていくことが可能になります。精神的苦痛、トラウマといった
理解しがたい、大きな苦痛は、
あまりにも大変で、
とんでもなくまずいことのように思われ、恥ずかしくて隠したくなったり、
向き合ったりできないような
状態になります。怖いところに
一気に飛び込むというよりか、
できそうなワークやメソッドを
組み合わせて、ちょっとずつ
ちょっとずつ進めていき、敗北感、劣等感から
徐々に抜け出していただけたら、
と切実に思っています。ぜひ、何かブログで
役に立つことがありましたら、
参考になさってくださいね。
次回はトラウマの構造について
書いていこうと思っています。