高橋聖子さんをお招きし、
糸掛け曼荼羅のワークショップを開催しました。
各年齢であった体験を思い出して、糸の色を選んで、
円に沿って打ち付けたくぎにひっかけていきます。
非常に簡単な作業でありながら、
その体験が模様になると、
どうでもいいと思っていた過去も
きれいに浮かび上がり、
どうでもよくなかった経験に変わりました。
そうやって過去のとらえ方が変換されていき、終わったときには妙な自信をもつことができました。
何重にも模様(体験)を重ねていった、今の自分が、完成された曼荼羅。
その重なりの響きあった美しさ。
なんだかとても芯の強い作品(自分)に見え、
私弱かったのになあ、、、と思っていたけれど、
意外な一面を知ることにもなりました。
絵の具やクレパスなどの画材は重ねると濁ってしまうけれど、
糸は重ねると、趣が出てくるのも不思議でした。