自信をもつ方法として、
親との関係というのはとても大事です。
なぜなら、親は、
あなたの生まれたルーツであり、
あなたの軸となるものだからです。
でも、過去に虐待や過保護、
過干渉を受けた方の中には、
親がにくい、
親が嫌い、
親を尊敬しましょう
と言われても絶対にできない。
こんなに苦労をしているのは親のせいだ。
と思われる方もいるでしょう。
親を尊敬しましょう、
許すんだよ、と言われたところで、
やり方がわからない。
そういった気もちは
どうしたらいいのでしょうか。
Contents
1、あってはならない気持ち、感情はない。
親が嫌い、絶対に嫌!
もしもそういう気もちがあったなら、
それは必要なことです。
虐待、過保護、過干渉で
育った方は、通るべき必須の道です。
私は、全身で親を嫌い、憎んでいました。
どうして?なぜ親に感謝できないの?
と言われますが、だめでした。
「理解してもらえなかった、大切に扱ってもらえなかった。」
という気もちは
許しがたい確固とした気持ちになっていました。
自分が結婚するときに、
親への感謝の手紙を書いて渡しましたが、
それはうわべだけのものとなり、
無理をしていることになり、
ますますいらいらしました。
心の傷が癒えてくるまでは、
尊敬できないのは、できないことなのです。
不快な感情を偽って、
ないことにしようと、
無理すればするほど、爆発します。
「親が嫌い」ここからがスタートなのです。
まずは自分の心が納得するまで、
嫌い、いやだ、許せない、
という気もちをわかってもらえる人に
真剣に聞いてもらうことです。
「不快な感情はもってはならない」と
いう意識があったとしたら、
これは学校教育の中で
刷り込まれてしまっている
ものなのかもしれません。
「親が嫌い」という感情をもっていることは
正常であり、恥ずべきことではありません。
むしろ
「別に何とも思わない、育ててくれているから」と
よい子の定義に従っていることのほうが
恐ろしいのです。
感情を偽ることが、
一番あなたを
苦しくさせることなのです。
「人のせいにするな」と
言われるかもしれませんが、
家庭環境が、その子供の人格や考え方に
影響を与えるのは事実であり、
親のせいであることは
間違いないことなのです。
あなたが苦しんでいるのは、
まずは、親のせいなのです。
しかしそこでとどまっていては、
成長がありません。
2、親に向かって、嫌だった気もちをはっきりと伝える
口で言える人はきちんと言いましょう。
伝えるといっても私は、
話すことがとても苦手です。
私は手紙で両親に嫌だったことを伝えました。
父はすぐに謝ってくれました。
私の兄弟は病気がちであり、
自分の態度が悪かったのではないかと
思っていたようです。
ただ母は、お母さんはこういう気もちだったのよ、
と言って私の苦しんでいることについては、
認めてはくれませんでした。
3、自分を好きになる気もち
否定癖の強い親や過干渉の親に育てられた子は
自分を好きになれません。
心の余裕もありません。
自分を好きになってみましょう。
自分のいいところを
たくさんあげていきます。
あるいは、
今日、早起きできたね、すごい!
今日は、あいさつをした、すごい!
といったように自分を褒めることを
日記に書くこともおすすめです!
毎日毎日繰り返すうちに、
自分のすばらしさや価値に気づけるでしょう。
あなたはかけがえのない人なのです。
4、感謝の気もち
自分の心に余裕が出てきたときに
感謝の気もちは生まれます。
自分のことが好き、
今の生活もほどほどに好き。
自分に対する安心感。
そういった心の余裕とともに、
感謝の気持ちが生まれてきます。
毎日、感謝できることを見つけましょう。
今家にいること。
今一緒にいてくれる人がいること。
働いていて楽しいこと。
気づけばたくさんのことが出てくるでしょう。
そういった人生の豊かさに気づき、
自分のことが好きになった時に、
そのあなたの個性や才能は
どこからくるのかを考えてみましょう。
そう、それは親からいただいた個性である、と言えます。
自分もまた完ぺきではなく、
親もまた完ぺきではないのです。
自分も人を馬鹿にしたり、
人をコントロールしたくなるように、
親もそうする方法しか知らなかった、
と気づけるでしょう。
5、最後に行動で表す
親も苦しかったんだなあ、
と思う日が来るかもしれません。
夏にお歳暮を贈ったり、
まだ親をそんなに好き!
と思ってなくても、
今度は行動で表してみましょう。
行動していくうちに、
お互いの気もちに変化が生まれ、
親と子供の関係は
地球が永遠に回転し続けるかのように、
固定したものではなく
違った方向に向かいます。
あなた自身もその生き方や人生観に
新たな希望や発見が生まれることでしょう。