この記事は、
苦しすぎるトラウマを放置していませんか:放置される要因(くリックしてね)
の続きとなります。
Contents
3、トラウマはすぐには治らない
こんなトラウマを持っているのは、
自分だけではないのか、
と不安になる方もいらっしゃると思います。
風邪をひいて、薬を飲んだら治るようなものではないので、
どのようにしたらよくなるものなのか
雲をもつかむような、わけのわからない状態だと思います。
トラウマは心の傷であるので、
すぐに治る即効薬はありません。
ちょっとずつ、自分の日常の活動の中から
心を癒してあげることをすることです。
4、「できない」信念を軽減していくケア
人から
攻撃されたり、
強要されたり、
無力であった経験が、
セルフイメージを極端に低くし、
「自分はできない」という信念をもつことが
多くあります。
私も
電話一本かけるのも怖かったり、
行動を一歩踏み出すのが怖かったり、
他人ができる姿を見て、
でも私だけはできない、と思い込んだり、
無条件に「自分はできない存在」と思い込んでいました。
これら、「できない」をやめる活動をしていくことを
やっていくことが必要です。
つまり、できた経験を増やすことです。
大きな賞をとったとか、就職試験に合格した、
ということを示しているのではありません。
楽になれる活動や好きな活動から
小さな「できた」体験の積み重ねをすることです。
いきなり大きな効果を期待しても、リバウンドします。
例えば、
・紅茶を飲んで、ホッと癒された。
・歩いたり、ヨガをやって
いつもより気の流れがよくなった。
・図書館に行ったら、心が静かになった。
・犬や猫を触ると、オキシトシンという幸せのホルモンが出るから心地よい。
・復讐シュミレーションを行うと、
気持ちが発散された!
(日記帳に、攻撃してきた相手に対して、いらだつ気もちを全部出すなど)
もちろん気分が悪くなる時はやらなくてもいいです。
・各種セラピーを受けに行くのもいいです。
なんとなくでいいので、楽になれた体験を積み重ね、
心地よさをしっかりと味わってください。
これら自分に合う活動の中で、
できる体験とできた実感を増やし、
体に浸透させていくことの積み重ねが
何もできないと思っている自分の信念を変える力となり、
心の傷を癒やし、
体の調子をよくしていくことにつながります。