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自分の存在自体が恥ずかしい、
そう思っていらっしゃいませんか。
私も少し前までそうでした。
成長が遅れている自分、
他の人より劣っている自分、
体調が悪い自分、
失敗ばかりする自分、
要領の悪い自分。
すべてすべて自分がいること自体が恥ずかしい、
そう、長年思っていました。
そのため、猫背であり、体調の不調が多く、
さらに恥の信念は強まっていたと思われます。
このブログで一番人気があるのが、「恥」です。
(自分のこと恥ずかしいと思って自信を失っていたなら)
今回は、この「恥」の信念の原因についてお伝えします。
「恥ずかしい」気もちとは何か
ほかの感情と大きく違う点は、
人間関係があって「恥」という
気もちが生まれます。
悲しい、うれしい、というのは一人の感情から生まれます。
「恥」というのは、
誰かに対して「隠したい」
といった自分の気もちなのです。
✶恥ずかしい気もちは生きにくさにつながる。
「恥」が大きくなると、
生きにくさにつながります。
恥ずかしい存在であり、
世間から隠れていたい存在になった時、
本来の自分を発揮しようとはせず、
声が小さくなったり、
体を縮めたり、
自信をもつことができません。
いつもほかの人が立派に見え、
自分はだめなんだ、という劣等感の中にいることになります。
自殺をしたいと思い、生きるかどうかを悩む人も多いです。
恥の気もちはどこからくるのでしょうか
枠から生まれる恥
たとえば、私は教員でしたが、親の
「教師は生徒の一番の見本であるべき!」
「このくらいは教師は知っておくべき!」
という枠、型があり、
それに当てはまらない自分がいた場合、
自分はだめなのかな、
恥ずかしいなという思いをしてきました。
優しい先生、ちょっとぼんやりした先生、厳しい先生
どんな先生もいていいはずなのに、
そのありもしない、理想像に及ばない自分を
責めては恥ずかしがり、
こういった先生はいてはいけない、と思っていました。
男性という枠があったならば、
- 頼もしい
- スポーツ得意
- 泣かない
- 強い
- 家族を養う
といった、枠があるのではないでしょうか。
この枠からはみ出ていると、
「女々しい」
「男らしくない」
「根性がない」
「大黒柱」
などと言われてしまいます。
枠を被されたときに、「恥」の気もちが生まれます。
被された時に外すことが肝心です。
日本は、芸能人が離婚すると
すぐにマスコミネタになってしまい、
こういった枠がとても強いと思われます。
ランキングの考えから来る恥
家庭などで、いつも批判、避難されてきた経験や
学校の成績付けなどから、ランキングの考えを
自分の中でつける癖を持ってしまった場合、
「恥」が生まれます。
成績がよいと自分が上であると考える。
結婚している人がしていない人よりも幸せだという価値観をもっている。
といったことが例に挙げられます。
自分も体調が悪い人であることを
社会の「底辺」にいるかのように思っていました。
しかし、そのような上下をつけるのではなく、
健康な人、そうでない不調の人、そこには「違い」があるだけです。
例えば、困っている人がいたら、下に見るのではなく、
「大切な人が困っている」という、
同じ視線で人間として尊重する姿勢をもったなら、
フラットな信頼関係が生まれるでしょう。
恥ずかしい、という信念があるとき、やってみてほしいこと
安全な場所に行く
本心を話すと、
「あなたは、もう少しこうすべきよ」という
新たな恥を言う人がいます。
そういうところに行くと、
さらに恥の信念を助長することになります。
安全な場所で、
自分の話を真剣に聞いてくれる人に相談することです
そして、恥を減らしていくことが必要になっていきます。
行動の選択の仕方を変える
みんながそう言っているから、
みんな続けている、
社会的地位が大事
ということを基準に
仕事や趣味、日々の生活を選択していないでしょうか。
周りの人の評価やランキングの考えが先に来ていたなら、
自分の本当に好きなこと、嫌なことをしっかり把握し
そこを選択の基準の一つにあげるのもよいことです。
その際は周りの人に自分の思いをしっかり説明し、
まわりに迷惑をかけないようにやっていきます。
そうやって選択方法を自分の基準に変えていくことで、
枠にはまった考えやランキングのアイディアが
自分らしく生きる上で邪魔になっていることに気づき、
恥の信念も減ってくるでしょう。