自分に自信のない方や、変わりたい、と思っている人の中には、
「自己否定」の感覚をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
以下のようなことがあてはまれば、
ありのままの自分を肯定する感覚を積み重ねることで、
少しずつ変わっていったり、
好きなことにチャレンジし、挑戦する力が身につくようになることが期待できます。
Contents
こんなふうに思うことはありますか?
- 自分は特別ダメなんだ。劣等生だ。
- 他人と比べて大きく違っている。
- 完璧になるまでものごとを時間をかけて行う。
- 他人の欠点が見えてイライラする。
- 何かを始めようとするときに、自分などがこれを始めていいのだろうか、という不安がある。
- 物事を深くかんがえすぎる傾向がある。
- 「何をやってもダメ」「自分はダメな人」であると思いこんでいる。
- ありのままの自分を出すのが怖い
- 褒められた経験がない
自己否定の種類
自己否定は自分の存在を否定することです。
主にこういった態度があります。
- 自分の存在を否定する
- 自分の感情を否定する
- 自分自身の考えを「そういう風に考えてはいけない」と否定すること
つまり
「自分はダメだ」という感覚であり、
本人は自分を自分で攻撃しています。
「ダメ」には人によって違いますが、
大きく分けると4種類あります。
- 自分には価値がない(無価値観)
- 自分は悪い人間だ(罪悪感)
- 自分には力がない(無力感)
- 自分は何かが足りていない(欠損感)
どれか1つに偏っている場合もあれば、組み合わさっていたり、
全ての要素を強く持っている場合など人によって様々です。
自己否定の要因
なぜ自己否定をするようになるのでしょうか。
いくつかの要因が考えられます。
①本人の能力に対する周囲のダメ出し
一つ目は自分のした活動に対してダメだしされた経験がある、ということがあげられます。
自分はやれるんだ、という成功感、達成感、といった気もちが自己肯定感を築いていきます。
大人や周りの人から、「やれた」「できた」「すごいね」そういった自分の活動に対する承認がなされていると、その気持ちは大きくなります。
逆に、何事につけてもダメだ、という評価を付けられたり、完璧や理想を求められると、
本当に自分はダメだと思い始めてしまいます。
自分には能力がない、ダメな人間である、完璧でないとだめだ、
という気もちが生まれ、何をしていても思考回路がそのように働き続けます。
②学校教育、日本の風習
学校では、教師が時間を守らないとだめ!
時間どろぼう!と言ったり、
友達を悪気なく傷つけてしまうと、
いじめはだめ!と言ったりします。
①とも関連しますが、
どうしてそれがだめなのか、
人が傷つくのか
といったことの理解ができないまま
「だめ」「いけない」を連呼され続けている風習が、
当たり前になると、理由もなく、
悪いことをしていないのに、
「自分はだめ」と思い込むのが普通、
あるいはそのほうがよい、ということになっていきます。
③愛情の欠如
また、理解されているという気もちの欠如も
要因の一つです。
話を聞いてもらえない、何を言っても信じてもらえない、
受け入れてもらえない、共感されない、
虐待、過保護、過干渉といった愛されていない状況は、
自分の愛しかたを知らない大人をつくることになります。
自分に対していつも攻撃的な態度をとります。
また、親以外の他人からも受け入れてもらえるはずがない、
信じてもらえるはずがないと感じるようになります
ちょっとした失敗をしたり、
小言を言われるといわれていたりするだけで、
「いつか見捨てられるに違いない」
「居場所がなくなるのではないだろうか」
「嫌われるのではないか」
という不安を大きくさせます。
自分自身への愛情を信じられるようになるには、
- 自分自身を認め、受け入れる。
- 周りの人から受けれてもらい、認めてもらう
という経験の繰り返しの積み重ねが必要となっていきます。
自己否定がもたらす行動やそれをやめる方法については
こちらです。
変わるぞ!と決めたあなたが確実に自己否定を自己肯定に変える6つの方法