自分に自信がない人が自信をつける方法を
お伝えするにあたって、
自信のない方の思考根底にある
「自己否定」の考えを減らす方法があります。
自己否定の特徴やその背景といった
おおまかな概要についての記事は、
こちらです。自己否定の特徴とその背景
自己否定とは、これら、
自分を否定する姿勢です。
- 自分の存在を否定すること
- 自分の気持ちや感情を否定すること
- 自分に沸き起こってきた気持ちを「感じてはいけないと抑圧すること
- 自分自身の考えを「そういう風に考えてはいけない」と否定すること
これらの気持ちが
どんな行動や性格を形作るでしょうか。
自分も体が動けなくなるくらいの自己否定、
自己攻撃をしてきました。
もしも、心当たりがあったら、
生き方、考え方を見つめ直したり、
思考回路のスイッチを
入れなおしたりする時期かもしれません。
Contents
自己否定によって起こる日常生活への影響
1、孤独感
人はだれしも自分のことだけを
優先して考えています。
四六時中、他人の相手をしてあげられる人は
いないのです。
自分のそばに一番一緒にいる人、
絶対的な味方は自分です。
自己否定をしている人は、
その自分がいつも否定しているため
「自分には味方がいない」と思い込み
独りぼっちな感じ、孤独感を味わうことになります。
職場場などでも、
ちょっとしたミスや自分の癖について
「自分は嫌われているかも」
「いつかみんなからいじめられるのでは」と思い、
なじむことができない人もいます。
2、挑戦ができない
興味そそられることがあっても、
「私などがやっていいのだろうか」
「こんな高尚なことは私には向いていないのではないか」
などと思い、挑戦を避けます。
たとえ挑戦しても、学ぶ中で、
自分の感じたことや気づきをあってはならないと思い、
大切にできないので、
最初は楽しくても、
表面的な浅いところしか学べません。
自分の思いを軽視しているので、
少し時間が経つとその学びの深さの探求ができないでいて
飽きっぽく、その飽きっぽくて長続きしない自分をも
否定するルーティンに陥ります。
3、自分を出せない。コミュニケーションの支障
自分はダメ、自分の感情ももってはいけない、
考えももってはいけない、という世界をもっているので、
本当の自分の気もちがわからなくなります。
自分の感情はほかの人と違っていると不安になります。
自分の考えを確固としてもっていても、
それに対して、自分がオッケーを出せないので、
考えを人に言えないまま、
自分の中で悶々として終わったり、
うまく他人に伝えられないことになります。
伝えたとしても「これは大した考えでない」
「こんなことを言ったら嫌われるかも」
という気もちがあるので、
自信なさげになってしまったり、
言葉が弱くなります。
その話し方が嫌で、ますます、
自己否定を強めることもあります。
4、完璧主義で自他ともに攻撃する
自己否定が強い方は、
「ダメ出し」のかたまりとなっているので、
時間をかけてきちんと完璧なものを仕上げないと
気が済まない状態になります。
すべてに対してそういう状態なので、
時間がかかり、要領を得ない方もいらっしゃいます。
また、自分に対する強いダメ出しを
他人にも要求します。
人の失敗やちょっとした欠点も
許すことができません。
自分も好きになれない、
他人も好きになることができない状況になります。
孤独感ともつながっていきます。
5、自分の似合うものや自分のよさをアピールしない
否定の強い方の中には、
ご自分を「くず」や「どぶねずみ」のように
思うことがあります。
それが通常なので、特におしゃれをしたり、
自分の身なりについての工夫をしようとせず、
「いいや、これが私よ、こんなものよ」といって
納得することになります。
おしゃれはとてもエネルギーを使うことであり、
おしゃれをしている人を見ると、
「どうしてあんなに頑張れるの?」「ばかみたい」
と思うことさえあります。
自己否定が強くなった場合
自己否定が強くなるとこんなことにつながっていきます
体や精神の不調や乱れ
攻撃することばかりで、自分を閉じてばかりいると、
それは嫌だ!、本当は自分はこうやりたいの!
という反応が体に表れます。
そうすると、
体はじたんだを踏むかのように暴れたり、
イライラして集中ができなくなったりします。
まったく体が動けなくなったり、
気分がさえなかったりする日が持続することもあります。
また、萎縮した体で緊張しっぱなしになったり、
猫背で内臓に負担がかかったりします。
こういった方は、
自分の体をいたわったり愛したりする必要があります。
生きにくさを抱え、自殺行為をおこす
上記のように
- 孤独感
- 自分は何をしてもだめといった劣等感
- 体調の不調
から、自分は人と比べて不幸であると思い、
不幸のストーリーをもち、
それを演じ続けることもあります。
自己否定の世界だけにのめりこみ、
生きにくさを抱え、
うつ病になったり
死にたい気もちをもったりすることもあります。
自己否定をやめ自己肯定感を強めると
自己否定と反対の言葉が「自己肯定感」です。
自己肯定感とは、自分を肯定的に捉えることです。
「自分は大切な存在だ」
「自分は素敵だ」
「自分は価値がある」
「失敗しても頑張ろう」と思考の根底にある感覚、力のことです。
「自己否定」から「自己肯定」へ
自己肯定感が高い人は
「やってもいい」
「自分はやれる」
「自分も好き、他人も好き」と思っている
世界にいます。
人間関係や仕事、
物事に挑戦する自信などもわいてきます。
自己否定感は思考回路が
否定的な回路になっているので、
これを改善することで、
自己肯定感を高めることに繋がります。
ご自身で上記(自己否定の影響)にあげた
考えの回路を少しずつ変えることに取り組むことで
やりたいことを実現したり
やりとげたり、
仕事や人間関係をもよりよくしたり
していくことにつながり
社会への貢献度も高くなります。
次回はその記事について書いていきます。